予防歯科
沈黙の病気 ~歯周病~

歯周病は歯科の二大疾患の1つで日本人に多い病気であり、40歳以上の方では歯周病が「歯を失う原因」の第1位に挙げられています。20代の約7割、30代の約8割が歯周病にかかっているといわれ、そのまま進行すると早い方で40代から歯が抜けてしまうともいわれています。年齢を重ねるごとに歯周病にかかる方が増える理由として、中高年になると歯磨きに関する興味がおざなりになってしまうことが挙げられます。独身時代よりも口臭を気にしなくなったり、職場での昼食後の歯磨きをやめてしまったりすることが影響しているのかもしれません。
また歯周病の恐ろしさは、なかなか自覚症状が乏しいということ。自分では気づかない間に感染して進行し、痛みや腫れなどの症状が出てきたときにはすでに重症になっている場合が多いのです。さらに歯周病は全身疾患との関係性も取りざたされています。
心臓血管疾患
歯周病にかかっている人は、健康な方と比べると数倍も心臓血管疾患(心筋梗塞・動脈硬化・脳梗塞など)になりやすいというデータが出ています。歯周病菌が歯ぐきから血管に侵入し、心臓まで到達して血栓を作ってしまうからです。
糖尿病
歯周病と糖尿病は互いに合併症を引き起こすとされています。歯周病菌が歯ぐきから血管に侵入すると、肝臓や脂肪細胞に作用します。血糖値を下げる働きを持つインスリンの生成を抑制し、血糖値を上昇させてしまうのです。
予防が大切!

予防歯科は一般歯科とは違い、「虫歯や歯周病を未然に防止するための診療科目」です。現在、歯科だけでなく医療業界全体では予防医学の研究が進められていますが、予防歯科技術はそのなかでも進んでいる部類に入ります。歯科医院というと歯が痛み出してから通院するイメージがありますが、痛くなってからでは遅いのです。
ずっと自分の歯でおいしく食事するために。当院は患者様ご自身の歯に対する意識を変えていただくこと(歯磨きの大切さ、食生活の改善)も予防歯科の一環であると考えています。
家庭でできる予防歯科

予防歯科の基本は毎食後の歯磨きです。正しい歯磨きを行い、できればそのあとにデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯間の汚れもしっかりと除去しましょう。毎日のケアがしっかりとできていれば、虫歯や歯周病になりにくい口内環境が維持できます。
医院で行う予防歯科(定期検診)
健全な口内環境を維持するためには、定期検診が必要不可欠です。特に歯周病は自覚症状が乏しいので、検診を行うことが一番の予防になります。
PMTC

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、歯科医院でプロが行う歯のクリーニングのことを指します。普段の歯磨きでは届かないところや落ちにくい歯垢や沈着物などを専用機器で綺麗に除去します。専用機器を使用するといっても、ドリルなどを使うわけではないので痛みは感じません。




